平成22年3月11日の震災で墓所が被害を受けました。
墓誌が倒れ4分割、灯籠も倒壊。
お石塔は倒れはしませんでしたが、芝台から上が動いてしまいました。
墓所全体が少しよれました。
外柵もずれたり、角が欠けたり、落ちたりしてしまいました。
この度、修復しました。
修復に当たり、通路にある石を処分して欲しい。
また灯籠が、今迄の場所だとぶつかったりするので‥
直すのに当たり、その点上手く考えて下さい。
羽黒糠目石のお石塔と稲田御影石の外柵で作られた墓所です
外に置いてあるステップ石を撤去
階段の一段目を石積み部分に切り込みを入れ石をのせて。
一段目が中に入った分、奥に30センチ入りましたが両サイドにスペースが出来、そのスペースに灯籠を配置するようにしました。
親柱も細かい角欠けがみられたので、欠けやキズを目立たなくする為に面を大きく丸面にしました。
角がとれ、逆に柔らかな雰囲気になりました。
通路にあったステップ石も撤去されスッキリしました。
腰石は目地切れ、均し石は全体が横にずれてしまい、羽目石も‥‥。
取外し補修の為工場へ。
最小限のお取替えにとどめ、磨き直しや面取りなどの加工を施し再設置。
震災で出来たキズなどは殆ど見当たりません。
細かいキズ欠けがあったお石塔。磨き直しの再加工。
三十数年経った羽黒糠目石ですが、キズも消え、つやが戻り新品かと間違える程に!
この度完成し、納骨に立合わせて頂きました。
そこで、
「直して良かった。しかもお参りしやすくなった。」と
表に出ない工夫がこのお言葉で・・・。
お手伝いで来た事に感謝します。
出来上がってみると、何も変わってないように思われます。
三十数年なれ親しんだお墓です
それが地震の被害を受け、お墓全体がダメージ。
目を疎向けたくなる程の状況に。
お石塔、外柵に欠けやキズが・・・灯籠や墓誌は倒壊し破損。
どのようにしたらよいのか家族の中で迷います。
今の新しい物にするか、修復か・・・
三十数年経った国産材ですが、磨き直しをするとつやが蘇ります。
御当家は新しくしたと思ったそうです。
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