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北茨城市五浦地区に蘇った六角堂。
離れ磯に明治地代にはあったとされる灯籠も今回の六角堂の復興、再建の対象になり蘇りました。
当社はこの灯籠の建て上げに携わりましたので御紹介します。
明治40年代の六角堂、離れ磯に石灯籠
天心が愛した風景を、再び!
借景を上手く取り入れ灯籠を設置だなんて、なかなか粋な偉人でしたね。
灯籠を安定に移動が出来るようオビを掛ける位置
なども確認、指示し、又キズつかない様細心の注意
を払い運んでもらう為にまくら木の位置なども確認
して現場へと向かいました。
これから満ち潮をむかえる磯の状況です。
黄色のマットはクッション材。灯籠がキズつかないように、そして吊り上げやすいように!
このような現場です。材料を引き上げるのも‥‥一苦労。
想像以上の力が一点に掛かるので取付櫓の補強!灯籠が運ばれるのを待ちます。
35tのラフターで吊られ、
     海に浮かぶ台船に降ろされます。
待ちに待った取付!
見守るギャラリーも・・・・・
台船で運ばれる灯籠。満ち潮の時間内で作業を終了しなくてはなりません。
かといって満ち潮になるのを待ってから灯籠を運んでは終わりません。
灯籠を運べるギリギリの水深をみはかり運搬開始。
岩場なので座礁しないようにと潜水士が台船をサポートしながら‥‥。
又 見張りの人は、岩場にぶつからない様に気を配り灯籠を設置場所へと運びます。
離れ磯に無事に運び込まれました。
台船を固定させる為にしっかりと支えます。
後はお願い!!  任せておけ! あ うん!の呼吸で作業が進みます。
各々の役割分担作業で、無駄なく進行します。
手際よく細心の注意を払いながら材料を引き上げます。
波打ち際からの引上げです。一端仮置きをし、チェーンブロックを掛け替てからステンレス棒に
波に浚われないように設置されたφ200@の
ステンレス棒。
吊り上げて芯棒に灯籠の脚を入れます。
コアで抜いても1tはあるんです。
この吊り上げ作業がなかなかの‥‥
取付やぐらの前にセットしたチェーンブロックはさすが村上さん。
そう云えば、事前に現場を下見した時に、チェーンブロックの事や仮置場もなくてはなどと話しを
してましたね。
不安要素を社長と打ち合わせをし打開策を模索していましたものね!  
  (取付イメージトレーニング?)
岩場でキズをつかぬように養生の布を充て、タイミングを計りながら持ち上げます。
火袋と笠が一体になっている為に
重さが約1.2tはあります。
やぐらに材木で補強をした仮置場が役にたちます。
チェーンを掛け替え、呼吸を整えて‥‥
火袋、笠石をセット!
ここ迄くれば灯籠設置は90%終了
ステンレス棒と灯籠に開けたコアの隙間を埋め
宝珠のせ完成!!
一段落しました。後は、取付櫓等を撤去し廻りを
掃除します。
満ち潮の間に取付けるという時間が限られた状況の中での作業です。
気象条件に大きく左右され思うように設置工程が組めませんが、
何ごとも無く無事取付ける事が出来ました。
後は全員が無事に陸に戻る事で漸く完了。
今迄の作業とは違い気象条件等を考慮して海辺の作業。
風、波、潮の満ち引きなどが一致しないと作業が出来ない!
ねばりに粘って満ち潮を待って夕方の取付櫓を設置。波も高く風も強くなり途中で断念。
現場に今回も早朝から来ても何も出来なく、ただ恨めしく海を高台より見つめた事もありました。
無事、満ち潮内に取付け、方付けが終了。
限られた時間内で終わりました。緊張が解けやっと笑みがこぼれました。
お疲れさまでした。
全員撤退です。
六角堂の窓越から灯籠を!
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